比較 · イタリア
ミラノとヴェネツィア、初めてならどっち?

初めてのイタリア旅行、ミラノとヴェネツィアのどちらが合う?空港から市内、日数と費用、同じ月の平年値の天気、見どころを両都市のガイドをもとに比べました。
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ひと言で選ぶなら
ミラノはロンバルディア州の州都で、イタリアで2番目に人口が多い都市です。6世紀をかけて完成したドゥオーモとガッレリア、予約しないと見られないレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』、ブレラの美術館と路地、夕方にアペリティーボでにぎわうナヴィリオ運河が見どころです。列車で約1時間でコモ湖にも行けます。
ヴェネツィアは118の島を400超の橋が結ぶ水の都です。道の代わりに運河を水上バスやゴンドラが行き交い、サン・マルコ広場とドゥカーレ宮殿、大運河の美術館、カラフルな家々が並ぶブラーノなど潟の島々まで船でめぐります。
こんな人に:ミラノは美術館や街歩き、夕方のアペリティーボに、コモ湖への日帰り旅行も組み合わせたい人。ヴェネツィアは水上バスで運河や島を行き来し、水の都の風景を楽しみたい人。どちらのガイドも2〜3泊をすすめています。
空港から市内へ
ミラノのマルペンサ空港(MXP)では、マルペンサ・エクスプレスがT1・T2とミラノ中央駅を結び、クレジットカードやデビットカードを改札にかざして乗ることもできます。中央駅と空港の間には4社の空港バスも走っています。リナーテ空港(LIN)に着いた場合は、地下鉄M4線で市中心部へ向かいます。
ヴェネツィアのマルコ・ポーロ空港(VCE)では、ACTVのエアロバス5番がピアッツァーレ・ローマ(バスターミナル)へ向かい、そこからコスティトゥツィオーネ橋を渡ってサンタ・ルチア駅まで歩けます。ATVOの急行バスは途中停車なしでピアッツァーレ・ローマとヴェネツィア・メストレ駅へ向かいます。アリラグーナの水上バスはヴェネツィア本島とムラーノ・ブラーノ・リドなどの島を結びますが、ACTVの切符では乗れません。
所要時間とマルペンサ・エクスプレスの運賃は、出発前に公式情報で確認してください。
- ミラノ、マルペンサ・エクスプレス:中央駅発5時25分〜23時25分、空港発5時9分〜22時9分、30分間隔
- ミラノ、空港バス:ミラノ中央駅(サンマルティーニ通り)〜空港、4社合わせて約20分間隔
- ミラノ、マルペンサ空港のタクシー:ミラノ市内どこでも定額114ユーロ
- ヴェネツィア、エアロバス5番:75分券10ユーロ、往復18ユーロ、エアロバス+90分水上バス券18ユーロ
- ヴェネツィア、空港のタクシー:ピアッツァーレ・ローマまで定額40ユーロ
何日必要?費用は?
どちらのガイドも2〜3泊をすすめています。ミラノの日程は1日目がドゥオーモとブレラ、2日目が『最後の晩餐』とスフォルツェスコ城、ナヴィリオ、3日目が列車でコモ湖への日帰り旅行です。ヴェネツィアの日程は1日目が大運河とリアルト、サン・マルコ広場、2日目がアカデミア美術館とペギー・グッゲンハイム・コレクション、夜のバーカロ、3日目がトルチェッロ・ブラーノ・ムラーノの島めぐりです。
どちらの街も予算の大部分は宿泊費です。日程ごとの料金は予約サイトで比較してください。以下は都市ごとの交通券と入場料の例です。
- ミラノの交通(ATM):90分券2.20ユーロ、24時間券7.60ユーロ、3日券15.50ユーロ
- ミラノの入場料の例:『最後の晩餐』15ユーロ(18〜25歳2ユーロ、予約必須)、グランデ・ブレラ20ユーロ、ドゥオーモのガイドツアー35ユーロ
- ヴェネツィアの水上バス:1日券25ユーロ(24時間)、2日券35ユーロ、3日券45ユーロ
- ヴェネツィアの入場料の例:サン・マルコ広場の美術館群共通券(ドゥカーレ宮殿を含む)35ユーロ、アカデミア美術館20ユーロ、ムラーノのガラス博物館15ユーロ
- ヴェネツィアの入域料(Contributo di Accesso):対象日・金額・免除対象は市の公式サイト(cda.ve.it)で確認
天気:同じ月で比べると
ミラノのガイドは歩いて観光しやすい4・5・9・10月を、ヴェネツィアのガイドは平均最高気温が約18〜27℃の5〜6月と9〜10月を挙げています。両方に共通する5月・9月・10月の平年値を並べると、次のとおりです。
3か月とも日中の最高気温は両都市でほぼ同じで、降水量はミラノのほうがヴェネツィアより多くなります。ミラノでは10月が1年で最も降水量の多い月です。
ヴェネツィアではビエンナーレが美術展と建築展を毎年交互に4・5月から11月まで開き、2026年の美術展は11月22日までです。霧のときや潮位が海抜+95cmを超えると水上バスの運行が変わり、サン・マルコ広場が浸水することがあります。ミラノからコモへの日帰り旅行を入れるなら、イタリア政府観光局は4月から9月末を良い時期に挙げています。
平年値は世界気象機関(WMO)世界気象情報サービス(イタリア空軍気象部提供)の1971–2000年のデータで、ミラノは「ミラノ(WMO都市データ)」、ヴェネツィアは「ヴェネツィア(WMO都市データ)」の値を四捨五入しています。今年の天気は出発前に公式の予報で確認してください。
- 5月:ミラノ 最高22℃・最低12℃・降水量96mm/ヴェネツィア 最高22℃・最低13℃・降水量66mm
- 9月:ミラノ 最高24℃・最低14℃・降水量93mm/ヴェネツィア 最高24℃・最低14℃・降水量72mm
- 10月:ミラノ 最高18℃・最低9℃・降水量122mm/ヴェネツィア 最高18℃・最低10℃・降水量74mm
現地で何をする?
ミラノはドゥオーモ広場から始まります。ドゥオーモはエレベーターでテラスに上がって尖塔を間近に見られ、隣のガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世を抜けて、ブレラ絵画館やブレラの路地まで歩いて行けます。『最後の晩餐』はすべてのチケットが予約制で、一度に最大40人が15分ずつ見学します。
夕方はダルセナから2本の運河が分かれるナヴィリオへ。小さな橋や路地が並び、バーやレストランがアペリティーボを楽しむ人でにぎわいます。1日は列車でコモへ出かけるのもおすすめです。コモ〜ブルナーテ間のケーブルカーは1kmを7分で上り、ブルナーテからコモ湖と街を見渡せます。
ヴェネツィアは水上バス1番で大運河を通り、リアルト橋と市場、サン・マルコ広場へ向かうところから始まります。アカデミア美術館とペギー・グッゲンハイム・コレクションはドルソドゥーロ地区にあり、夜はサン・ポーロ地区やカンナレージョ地区のバーカロでチケッティとスプリッツを楽しみます。
潟の島々も外せません。ガラス工芸のムラーノ、カラフルな家並みとレースのブラーノ、住民がごくわずかなトルチェッロ島があり、トルチェッロ島の鐘楼からはブラーノまで見渡せます。イタリア政府観光局は、フォンダメンタ・ヌオーヴェかサン・ザッカリアからLN線に乗り、3つの島を一日で巡るルートを紹介しています。
食べ物も違います。ミラノはサフランを使ったリゾット・アッラ・ミラネーゼ、オッソブーコ、コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ、ヴェネツィアはサルデ・イン・サオール、ビゴリ、ブラーノ風ゴのリゾットが代表です。


どう選ぶ?両方行くなら
美術館や街歩き、アペリティーボ、湖への日帰り旅行まで一つの街を拠点に楽しみたいならミラノ、船で運河や島を行き来する旅が目的ならヴェネツィアが合います。
1回の旅行で両方を回るなら、ガイドがすすめる日数(それぞれ2〜3泊)を目安に日程を分けてください。2都市間の移動方法と料金は、出発前に公式情報で確認してください。
入国条件(ビザ、ETIASなど)は出発前に公式情報をご確認ください。『最後の晩餐』のチケットは3か月分ずつまとめて発売され、記名式で日時変更・払い戻しはできません。ヴェネツィアの水上バスは乗るたび、乗り換えるたびに刻印が必要です。出発前に、自国政府が出しているイタリアの最新の渡航情報もご確認ください。
ミラノ旅行の準備
OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。
ヴェネツィア旅行の準備
OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。
よくある質問
初めてのイタリアならどちらがいいですか?
美術館や街歩き、アペリティーボにコモ湖への日帰り旅行まで楽しみたいならミラノ、水上バスで運河や潟の島々をめぐりたいならヴェネツィアが合います。どちらのガイドも2〜3泊をすすめています。
いつ行くのがいいですか?
両方のガイドが挙げる時期が重なる5月・9月・10月が無難です。WMOの平年値では、3か月とも日中の最高気温は両都市でほぼ同じ(約18〜24℃)で、降水量はミラノのほうがヴェネツィアより多くなります。
空港から市内へはどう行きますか?
ミラノのマルペンサ空港からはマルペンサ・エクスプレスがミラノ中央駅まで30分間隔で走り、タクシーはミラノ市内どこでも定額114ユーロです。ヴェネツィアのマルコ・ポーロ空港からはエアロバス5番がピアッツァーレ・ローマへ向かい(75分券10ユーロ)、タクシーはピアッツァーレ・ローマまで定額40ユーロです。
両方行くなら日数はどう分けますか?
どちらのガイドも2〜3泊をすすめています。ミラノの日程の3日目はコモ湖への日帰り旅行、ヴェネツィアの日程の3日目は島めぐりなので、その日を入れるかどうかで日数を決めましょう。2都市間の移動方法と料金は、出発前に公式情報で確認してください。
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ⓘ 写真の出典
- Naviglio Grande canal · FlavMi / CC BY-SA 3.0
- A small canal in Venice · Jorge Franganillo / CC BY 2.0