比較 · アメリカ
ワシントンD.C.とニューヨーク、初めてならどっち?

無料の博物館と記念碑のワシントンD.C.か、美術館・舞台・スカイラインのニューヨークか。向いている人、空港からの移動、日数と予算、月別の天気、見どころを比較しました。
公開
ひと言で選ぶなら
ワシントンD.C.はアメリカの首都で、合衆国議会議事堂からリンカーン記念堂まで続くナショナル・モールに記念碑や博物館が集まっています。その間にはワシントン記念塔が立ち、スミソニアンの博物館はすべて入場無料です。運河が残る歴史地区ジョージタウンや、魚市場のある川沿いのエリアにも地下鉄で気軽に行けます。
ニューヨークは美術館、ブロードウェイ、スカイライン、世界中の料理がひとつの街に集まる場所です。マンハッタンは碁盤の目状の道路なので迷いにくく、ミッドタウンとダウンタウンは歩いて巡るのが一番です。ただしガイドでは、ホテルと外食が高いので予算計画が大切だとしています。
こんな人に:ワシントンD.C.は無料の博物館や記念碑を3泊4日〜4泊5日で歩いて巡りたい人。ニューヨークは美術館、舞台、スカイライン、世界中の料理を4〜6泊かけて楽しみたい人。
空港から市内まで
ワシントンD.C.のワシントン・ダレス国際空港(IAD)では、メトロレール駅が動く歩道のある屋内歩行者通路でメインターミナルとつながっています。シルバーラインがワシントンD.C.市内へ向かい、改札でタッチ決済対応のクレジット・デビットカードか交通カードをタッチして乗ります。空港のタクシーは24時間運行で予約は不要、ターミナルの下の階の1番または7番ドアを出たところに乗り場があります。
ニューヨークには空港が複数あります。JFKからはエアトレインでJamaica駅またはHoward Beach駅へ行き、地下鉄でマンハッタンへ入るのが最も安い方法です。ニューアーク(EWR)からはエアトレインとNJ Transitでペン・ステーションへ、ラガーディア(LGA)からは無料のQ70バスでジャクソン・ハイツへ行き、地下鉄に乗り換えます。
- ワシントンD.C. シルバーライン:ロスリン駅まで約50〜55分、平日はメトロ・センター駅まで6.75米ドル(平日午後9時30分以降と週末は2.25〜2.50米ドル)
- ワシントンD.C. 空港のタクシー:メーター制、現金とクレジットカード可(目安料金は空港の公式案内をご確認ください)
- ニューヨーク JFK エアトレイン+地下鉄:約60〜75分、約11〜12米ドル
- ニューヨーク JFK イエローキャブ:交通状況により約45〜75分、定額約70米ドル+通行料・チップ
- ニューヨーク EWR エアトレイン+NJ Transit:約30〜40分、約16〜18米ドル
- ニューヨーク LGA Q70バス+地下鉄:約45〜60分、約3米ドル(地下鉄運賃)
日数と予算
ガイドがすすめる日数は、ワシントンD.C.が3泊4日〜4泊5日、ニューヨークが4〜6泊です。
ニューヨークは1日の予算を低予算・中予算・高予算に分けて考えられます。ワシントンD.C.は交通費と無料の見どころを軸に計画し、宿泊費と食費は日付によって変わるので予約サイトで確認しましょう。
ワシントンD.C.の地下鉄は乗る時と降りる時に同じカードでタッチし、5歳以上は1人1つずつ支払い手段が必要です。ニューヨークの地下鉄はOMNYを使い、同じカードで7日以内に12回分の運賃を支払うと、その週の残りは無料になります。ニューヨークの表示価格には売上税(ニューヨーク市で約8.875%)が含まれていないので、会計時は合計額が高くなります。
- ワシントンD.C.の交通:地下鉄1回2.25〜6.75米ドル(平日午後9時30分以降と週末は2.25〜2.50米ドル)、バス2.25米ドル
- ワシントンD.C.の乗り放題パス:1日13.50米ドル、3日33.75米ドル、7日60.75米ドル
- ワシントンD.C.の無料スポット:スミソニアンの博物館、国立公文書館、国立美術館、ナショナル・モール
- ニューヨークの1日の予算:低予算約120〜150米ドル、中予算約300〜400米ドル、高予算約700米ドル以上
- ニューヨークの食事:ピザ一切れ約4〜6米ドル、ベーグル約5〜15米ドル、フードホール一食約15〜25米ドル
月別の天気を比較
ガイドが挙げる良い時期は、ワシントンD.C.が4〜5月と9〜10月(平均最高気温19〜26°Cで、ナショナル・モールの散策に向いています)、ニューヨークが4〜6月と9〜11月(街歩きに最も快適)です。重なる4〜5月と9〜10月なら、どちらの都市も良い時期です。
以下の数値は、2都市で出典と期間が異なります。ワシントンD.C.は世界気象機関(WMO)世界気象情報サービス — 米国国立気象局提供(ワシントンD.C.(WMO都市データ)、1981–2010)、ニューヨークは米国海洋大気庁 国立環境情報センター(NOAA NCEI)米国気候平年値(ニューヨーク・セントラルパーク観測所、1991–2020)です。期間が異なるため、おおまかな比較としてご覧ください。同じ月の平均最高/最低気温と降水量を並べています。
ワシントンD.C.のガイドでは、7〜8月は平均最高30〜31°Cと暑く、12〜2月は平均最高6〜8°C、最低-5〜-3°Cと寒くなり、雨は1年を通じて月68〜116mmとほぼ均等に降るとしています。ニューヨークは7〜8月が蒸し暑く、1〜2月は厳しい寒さになることがあります。ニューヨークのホリデーシーズン(感謝祭から新年まで)は華やかですが、ホテル料金が跳ね上がります。
- 1月:ワシントンD.C. 6/-5℃・68mm、ニューヨーク 4/-2℃・93mm
- 4月:ワシントンD.C. 19/6℃・88mm、ニューヨーク 17/8℃・104mm
- 5月:ワシントンD.C. 24/11℃・116mm、ニューヨーク 22/13℃・101mm
- 7月:ワシントンD.C. 31/19℃・93mm、ニューヨーク 29/21℃・117mm
- 9月:ワシントンD.C. 26/14℃・100mm、ニューヨーク 25/17℃・110mm
- 10月:ワシントンD.C. 20/7℃・83mm、ニューヨーク 18/11℃・111mm
ワシントンD.C.で何をするか
初めてならナショナル・モールが中心です。一方の端に合衆国議会議事堂、もう一方の端にリンカーン記念堂があり、その間にワシントン記念塔が立っています。リンカーン記念堂は24時間、毎日開いており、ワシントン記念塔は毎日午前9時〜午後5時に開きます。記念塔の入場は無料ですが日時指定チケットが必要で(オンライン予約はチケット1枚につき手数料1米ドル)、エレベーターで地上500フィートの展望階へ上ります。
スミソニアンの博物館・美術館17館と動物園はすべて入場無料です。自然史博物館はチケット不要ですが、国立航空宇宙博物館には無料の日時指定パスが必要です。議事堂のガイドツアー(月〜土)と議会図書館(火〜土)も事前に予約しましょう。国立公文書館では独立宣言、合衆国憲法、権利章典の原本を見られます。
1日はジョージタウンにあててみてください。ワシントンで最も古い地区で、石畳の歩道や邸宅、静かなC&O運河が魅力です。ウォーターフロント公園ではポトマック川沿いを散歩できます。夜は、アメリカで最も長く営業を続ける屋外魚市場があるサウスウエスト&ワーフへ。

- 料理:ハーフスモーク、Uストリート、ショー地区、アダムス・モーガンのエチオピア料理、魚市場のシーフード、フードホールとマーケット
- 初めての滞在エリア:ナショナル・モール
- 歴史散策と市場:キャピトル・ヒル
- 歴史ある街並みと川辺:ジョージタウン
ニューヨークで何をするか
ニューヨークは歩いて巡る街です。セントラルパーク(無料、ベセスダの噴水とボウ・ブリッジ)、メトロポリタン美術館(水曜日休館)、バッテリー・パークから公式フェリーで行く自由の女神、ハイライン、9/11メモリアル(屋外の追悼プールは無料、博物館は有料)、タイムズスクエアとブロードウェイが定番です。
ブルックリン橋はマンハッタンからブルックリン方面へ歩いて渡り、ダンボでスカイラインの写真を撮りましょう。早朝が最も空いています。展望台を一つ選ぶなら夕暮れ時がおすすめで、マンハッタン南端から出る無料のスタテン島フェリーからも自由の女神やスカイラインを眺められます。

- 料理:ニューヨークピザ、ベーグル、パストラミサンドイッチ(約25〜30米ドル)、フードホール、チャイナタウンの点心、32丁目のコリアタウンの韓国料理
- 初めての滞在エリア:ミッドタウン(タイムズスクエア周辺)
- グルメと散策:チェルシーとグリニッジ・ヴィレッジ
- 静かな滞在:セントラルパークの隣のアッパー・ウエスト・サイド
選び方と出発前の確認
無料の博物館や記念碑を歩いて巡りたいならワシントンD.C.、美術館、舞台、スカイライン、世界中の料理を楽しみたいならニューヨークを選びましょう。どちらのガイドにも4日間のモデルコースがあるので、2都市を一度に旅するなら、それぞれのコースを参考に日程を分けてみてください。
アメリカの入国要件(ビザ、電子渡航認証など)は変わることがあります。出発前に必ずアメリカ政府の公式情報をご確認ください。
- ワシントンD.C.:国立航空宇宙博物館、議会図書館、ワシントン記念塔、議事堂ツアーは公式サイトで事前に予約
- ワシントンD.C.:ワシントン記念塔では空港のような保安検査があり、水は透明なペットボトルのみ持ち込み可
- ニューヨーク:タイムズスクエアの着ぐるみキャラクターやCDを手渡してくる人はお金を要求してくるので、丁寧に断る
- ニューヨーク:深夜の地下鉄はほかの乗客がいる車両に乗り、スマートフォンとバッグは身近に
ワシントンD.C.旅行の準備
OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。
ニューヨーク旅行の準備
OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。
よくある質問
初めてのアメリカ旅行なら、ワシントンD.C.とニューヨークのどちらがいいですか?
無料の博物館や記念碑を3泊4日〜4泊5日で歩いて巡りたいならワシントンD.C.、美術館、舞台、スカイラインを4〜6泊かけて楽しみたいならニューヨークが向いています。
どちらのほうが予算がかかりますか?
ニューヨークは1日の中予算が約300〜400米ドルです。ワシントンD.C.は交通費(1日パス13.50米ドルなど)と無料の見どころが多いので計画しやすく、宿泊費と食費は予約サイトで確認しましょう。
2都市を一緒に回るならいつがいいですか?
ガイドが挙げる良い時期が重なる4〜5月と9〜10月がおすすめです。7〜8月はワシントンD.C.が平均最高30〜31°Cと暑く、ニューヨークも蒸し暑くなります。
空港から市内まで公共交通機関で行けますか?
はい。ワシントンD.C.はダレス国際空港からメトロレール・シルバーラインでロスリン駅まで約50〜55分です。ニューヨークはJFKからエアトレイン+地下鉄(約11〜12米ドル)、ラガーディアから無料のQ70バス+地下鉄(約3米ドル)で行けます。
関連記事



ⓘ 写真の出典
- Tidal Basin · Eric C. Gutierrez / CC BY 4.0
- Lincoln Memorial and Reflecting Pool · Harrison Jones / CC BY-SA 4.0