ヒント
旅先の気候で選ぶ持ち物と服装

一年中暑い所、冬が氷点下の所、涼しく天気が変わりやすい所、高地などに分け、都市ごとの1月・7月の平年気温とガイドが伝える服装・持ち物をまとめました。
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荷造りの前に:1月と7月の平年気温を確認
同じ1月でも、バンコクは日中30°Cを超え、札幌は氷点下です。だから荷物は「どの国か」より「その月の気温」で選ぶほうが確実です。この記事では都市を気候タイプ別に分け、都市ごとに1月と7月の平年気温と、このアプリの都市ガイドにある服装・持ち物のヒントをまとめました。
気温は「1月33/23°C」のように書いています。前が平均最高気温、後ろが平均最低気温で、小数点以下は四捨五入しています。値は各ガイドの気候平年値で、出典機関・観測所・期間は都市ごとに異なります(出典は各ガイドページに掲載)。平年値は長年の平均なので今年の天気とは違うことがあります。出発直前には天気予報も確認しましょう。
ここで紹介する都市は、このアプリの都市ガイドから選んだ例です。気温とヒントはこのアプリの都市ガイドが示す内容で、変わることがあるので、出発前に公式情報をもう一度確認してください。
一年中暑い所:薄着に日差し・雨・寺院の服装対策を
1月も7月も最高気温が30°C以上の都市です。服は軽装で十分ですが、強い日差し、急な雨、寺院で求められる服装もあわせて考えましょう。
寺院では肩と膝を覆う必要がある所が多く、短パンとノースリーブだけだと入れないことがあります。薄手の長ズボンか膝が隠れるスカート、肩を覆える薄手の上着を一枚入れておきましょう。

- バンコク:1月33/23°C・7月34/26°C。寺院では肩と膝を隠し、屋内では靴を脱ぎます。
- クアラルンプール:1月33/24°C・7月33/24°C。午後のスコールがよくあるので、小さな傘を持ち歩き、屋外の観光は午前中に計画するよう案内しています。モスクや寺院では肩と膝を覆いましょう。
- バリ島:1月33/24°C・7月30/23°C。寺院では肩と膝を隠し、サロンを巻きます。入口で貸し出している所も多いです。夜明け前の火山の日の出ハイキングには、歩きやすい靴と防寒着を持っていきましょう。
- グアム:1月30/24°C・7月31/25°C。日差しがとても強いので日焼け止め、帽子、ラッシュガードを。サンゴや岩が多いので、マリンシューズがあると便利です。
夏は暑く冬は涼しい所:上着を一枚は必ず
夏は30°Cを超えますが、1月の最低気温は14〜17°Cまで下がる都市です。Tシャツだけを詰めがちですが、どのガイドも冬は上着を持っていくよう勧めています。
屋内の冷房が強い所もあるので、夏でも薄手の上着が一枚あると役立ちます。
- ハノイ:1月20/15°C・7月33/27°C。12〜2月は肌寒く曇りがちな日が多いので、Tシャツだけでなく薄手のダウンジャケットや暖かい上着を用意しましょう。
- 台北:1月19/14°C・7月35/27°C。急なにわか雨に備えて小さな傘を、強い冷房に備えて薄手の上着を持ち歩きましょう。
- 石垣島:1月22/17°C・7月32/28°C。1〜2月は北風で肌寒く感じるので、上着を持って行きましょう。
冬が氷点下の所:厚手のコートと滑りにくい靴
1月の最低気温が氷点下になる都市です。7月の最高気温は24〜27°Cなので、季節によって荷物はまったく変わります。冬は寒さと同じくらい凍った道が問題で、どのガイドも滑りにくい靴を強調しています。
札幌のガイドは、室内は暖かいので重ね着を勧めています。厚手の服を一枚着るより、脱ぎ着しやすい服を重ねるほうが楽です。ハルビンのようにさらに寒い所の服装は、最後にリンクしたハルビンの記事を参考にしてください。

- 札幌:1月0/-6°C・7月25/18°C。12〜3月は歩道が凍ってとても滑りやすいので、滑りにくい靴を履き、現地で売られている靴に付ける滑り止めも検討しましょう。暖かいコート、手袋、帽子も用意しましょう。
- 小樽:1月-1/-6°C・7月24/17°C。冬は雪が多く道が凍るので、滑りにくい靴底の靴を履き、手袋と帽子を持っていきましょう。
- トロント:1月-1/-9°C・7月27/17°C。1〜2月は氷点下の寒さと雪が続くので、厚手のコート、手袋、滑りにくい靴を用意し、厳しく冷え込む日はPATHを利用しましょう。
- ウランバートル:1月-16/-26°C・7月25/13°C。11〜3月は氷点下が続き、真冬の夜は-40℃を下回ることもあります。冬に行くなら本格的な防寒着を用意し、大気汚染がひどい日はマスクを着けましょう。
涼しく天気が変わりやすい所:重ね着と防水の上着
真夏でも最高気温は23〜25°C程度で、一日のうちに天気がよく変わる都市です。オークランドは南半球なので1月が夏です。傘か防水ジャケット、重ね着できる薄手の服を季節を問わず持っていくと安心です。
サンフランシスコのように、夏のほうがかえって肌寒い所もあります。真夏の旅行でも長袖の上着を一枚入れておきましょう。
- ロンドン:1月8/3°C・7月24/14°C。雨は一年中降る可能性があるので、傘を持っていきましょう。
- アムステルダム:1月6/1°C・7月23/14°C。一日のうちでも天気がよく変わるので、季節を問わず上着を持って行きましょう。
- サンフランシスコ:1月14/7°C・7月23/13°C。夏でも霧と風で肌寒くなるので、重ね着をして上着を持っていきましょう。
- シアトル:1月9/3°C・7月25/14°C。10〜4月は曇りで霧雨の日が多く、傘より防水ジャケットが便利です。
- オークランド:1月24/16°C・7月15/8°C。天気が変わりやすいのでレインジャケットを。紫外線が非常に強いので、特に9〜4月の午前10時〜午後4時は、曇りの日でも日焼け止め、帽子、サングラスを使いましょう。
高地と強い日差し:山の寒さと紫外線に備える
都市の気温だけを見て荷造りすると見落としやすいことが二つあります。市内よりずっと高い山や山頂の寒さと、気温に関係なく強い日差しです。
下の気温は各都市の観測所の値なので、山の上はずっと寒いことがあります。マウイの気温もカフルイ空港観測所の値です。
- 昆明:1月16/4°C・7月25/18°C。石林の公式情報によると、一年中春のように温暖です。ただし1月の最低気温は4°Cなので、朝晩用の上着があると安心です。
- アルマトイ:1月1/-8°C・7月31/19°C。メデウ、シンブラク、ビッグ・アルマトイ湖は市内よりかなり標高が高く天気が急に変わるので、夏でも上着を持参しましょう。
- マウイ(ハワイ):1月28/18°C・7月32/22°C。ハレアカラ山頂は海岸よりおよそ17°C(30°F)寒く、夜明け前は氷点下になることもあるので、暖かい上着と長ズボンを持参しましょう。
- パース:1月31/18°C・7月19/8°C。紫外線は世界でもトップクラスの強さです。涼しい日や曇りの日でも肌を覆い、SPF50またはSPF50+の日焼け止め、つばの広い帽子とサングラスを使い、日陰に入りましょう。
- リスボン:1月15/9°C・7月28/18°C。坂が急で石畳は特に雨の日に滑りやすいので、滑りにくい歩きやすい靴を。夏の午後は水と日焼け止めを持ちましょう。
宗教施設の服装と出発前のチェックリスト
教会、モスク、寺院は季節を問わず服装の決まりがある所が多いです。暑い季節でも、肩を覆うスカーフや薄手の上着、膝が隠れるボトムスを一枚用意しておくと予定が狂いません。
荷造りの前に、旅行する月の平均最高・最低気温、雨と日差しの対策(傘・防水の上着・帽子・日焼け止め)、靴(滑りにくい靴・歩きやすい靴)、宗教施設の服装、山や山頂へ行くなら上着まで確認しましょう。手荷物の重さと機内持ち込みのルールは最初にリンクした記事で確認できます。

- ローマ:7月30/18°C。教会では肩とひざを隠す必要があるので、薄手のスカーフを持つか長ズボンをはきましょう。
- イスタンブール:7月30/21°C。モスクでは靴を脱ぎ、肩と膝を覆い、女性は髪を覆ってください。
- サマルカンド:7月35/20°C。モスクや廟では短パン・Tシャツ・スカートを避け、女性は肩・背中・脚と頭を覆いましょう。6月20日ごろから8月初めまでは「チッラ」と呼ばれる最も暑い40日間なので、帽子・サングラス・水を持ち歩きましょう。
- デリー:1月20/8°C・7月36/28°C。宗教施設では靴を脱いで控えめな服装をし、グルドワーラーでは頭を覆います。4月〜6月は最高45°Cに達する暑さなので薄手の綿の服と帽子と十分な水を、12月〜1月は肌寒いので上着を用意しましょう。
よくある質問
平年気温どおりの天気になりますか?
必ずしもそうではありません。平年値は長年の平均なので、今年の天気とは違うことがあります。荷物は平年値で大枠を決め、出発直前の天気予報で傘や上着を足すか決めましょう。
暑い東南アジアでも長い服は必要ですか?
一、二枚は持っていきましょう。バンコク、クアラルンプール、バリ島のガイドは寺院で肩と膝を覆うよう案内し、ハノイのガイドは12〜2月は肌寒い日が多いので上着を用意するよう勧めています。
冬の札幌やトロントではどんな靴がいいですか?
滑りにくい靴がおすすめです。札幌のガイドは12〜3月は歩道が凍ってとても滑りやすいとして、現地で売られている靴に付ける滑り止めも紹介しています。トロントのガイドも1〜2月は滑りにくい靴を用意するよう勧めています。
夏の旅行なのに、なぜ上着が必要なのですか?
夏でも肌寒い所があるからです。サンフランシスコは霧と風、アルマトイ近郊の山は高い標高のため、夏でも上着を持っていくよう案内しています。マウイのハレアカラ山頂は夜明け前に氷点下になることもあります。
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ⓘ 写真の出典
- Sentosa Express monorail · Jnzl's Photos / CC BY 2.0
- Saint Sophia Cathedral, Harbin · N509FZ / CC BY-SA 4.0
- Hanoi street in heavy rain · Christophe95 / CC BY-SA 4.0