比較 · 日本

静岡と名古屋、初めてならどっちに行く?

日本平から見下ろす清水港と市街地の向こうにそびえる雪化粧の富士山。
日本平から望む富士山と清水港 · 写真: Alpsdake / CC BY-SA 4.0

海越しに富士山を望む静岡と、名古屋城や博物館、個性的な名物がそろう名古屋を、日数・予算・天気・見どころで比べました。

公開 · 更新

航空券を探す

ひとことで選ぶなら

静岡は駿河湾に面した静岡県の県庁所在地です。三保松原や日本平からは海越しに富士山を望め、徳川家康公が晩年を過ごした駿府城の跡や、家康公が最初に葬られた久能山東照宮を巡れます。海越しの富士山と、短い日程での歴史散歩を楽しみたいなら静岡が向いています。

名古屋は東京と大阪の間にある中部地方の大都市で、金のしゃちほこで有名な名古屋城、森に囲まれた熱田神宮、自動車・鉄道の博物館があります。ひつまぶしや味噌カツなど個性的な名物と、近郊の犬山城へのお出かけまで、ゆったりした日程で楽しみたいなら名古屋が向いています。

こんな人に:静岡は冬に雪化粧した富士山を見たい人、静岡茶や桜えびなど駿河湾の海の幸を味わいたい人。名古屋は城や博物館をいくつも回りたい人、子ども連れで博物館や水族館を楽しみたい人。

空港から市内へ、市内の移動

静岡の玄関口は富士山静岡空港です。3番乗り場から空港アクセスバスに乗ると、高速道路経由でJR静岡駅まで約50分、大人1,200円です。座席定員制ですが予約は不要で、乗車時に整理券を取り、降りるときに支払います。2番乗り場からJR島田駅へ行くバス(約25分、600円)でJR東海道本線に乗り換える方法もありますが、本数は少なめです。2026年10月25日に時刻表が変わったので、公式の時刻表をご確認ください。

名古屋の玄関口は海上の人工島にある中部国際空港セントレア(NGO)です。別途指定席料金がかかる全車指定席の特急で名古屋駅まで約30分(約1,200〜1,500円)、指定席料金なしで乗れる一般特急・急行で約35〜50分(約900〜1,000円)です。空港バスもありますが、市内行きは一日の本数が少なめです。出発日は名古屋駅から列車で30分以上かかるので、余裕を持って出発しましょう。

市内の移動の仕方は異なります。静岡では駿府城公園までJR静岡駅から徒歩約15分、日本平ロープウェイまでは路線バスで約45分(大人片道710円)、清水・三保へはJR東海道本線とバスを乗り継ぎます。名古屋では名古屋駅・栄・名古屋城・熱田神宮など、ほとんどの見どころへ地下鉄で行け、何度も乗る日は一日乗車券がお得になることがあります。どちらも交通系ICカードが使えます。

何日必要?予算は?

ガイドがすすめる日数は、静岡が1泊2日〜2泊3日、名古屋が3〜4日です。静岡ガイドは1日目に駿府城公園と静岡浅間神社、2日目に日本平・久能山東照宮と三保松原を回るコースを、名古屋ガイドは名古屋城と栄、大須、近郊の犬山城、熱田神宮を4日間に分けたコースを紹介しています。

予算は、どちらのガイドも同じ基準の観光庁の調査(2025年)を紹介しています。静岡は静岡県、名古屋は愛知県の数字で、都市ではなく県全体の平均です。ガイドの文章をそのまま引用します。

細かい金額の書き方はガイドごとに違います。静岡ガイドは空港バス1,200円、日本平ロープウェイ往復1,250円、久能山東照宮の社殿700円、駿府城公園の共通券360円のように項目ごとの料金を挙げ、宿泊費と食費は予約サイトで確認するよう案内しています。名古屋ガイドは一日約8,000円(ビジネスホテル、チェーン店、地下鉄)、一日約15,000〜20,000円(シティホテル、レストラン、博物館の入場料)、一日約35,000円以上(高級ホテル、コース料理、タクシー)のように一日の予算を紹介しています。

静岡:海越しの富士山と久能山東照宮

三保松原は約5kmにわたり推定3万本の松が続く海岸で、2013年に世界文化遺産「富士山」の構成資産になりました。松林と白波の向こうに富士山がそびえ、入場は無料です。標高307mの日本平からは富士山、駿河湾、三保松原、伊豆半島を見渡せ、ロープウェイ(約5分)で国宝の神社、久能山東照宮へ渡れます。

久能山東照宮は1616年に亡くなった家康公が最初に葬られた地で、本殿・石の間・拝殿は国宝です。山下から1,159段の石段(約20分)を登るか、ロープウェイで行き、社殿の拝観料は700円です。日本平ロープウェイは設備更新工事のため2026年12月1日〜21日に運休しますが、この期間も久能山下から石段で参拝できます。市内の駿府城公園では、復元された東御門と巽櫓を見学できます。

名物は黒いだしで煮込む静岡おでん(青葉おでん街)、駿河湾だけで水揚げされる桜えび、産地ならではの生しらす、丸子宿の名物とろろ汁、きな粉をまぶした安倍川もちです。日本一の緑茶の産地なので、静岡茶も外せません。

金の装飾と朱塗りの格子が映える久能山東照宮の社殿の屋根。
久能山東照宮 · 写真: Unknownspb / CC BY-SA 4.0

名古屋:名古屋城、熱田神宮、博物館と大須観音

名古屋城は屋根の上の金のしゃちほこで有名で、藩主の御殿である本丸御殿が豪華に復元されています。天守の入場可否は公式情報をご確認ください。熱田神宮は森に囲まれた日本有数の重要な神社で、朝の散歩に最適です。大須商店街・大須観音は、約1,200の店舗や施設が集まる古い商店街と朱色のお寺です。

博物館も充実しています。新幹線やリニアの実物を展示するリニア・鉄道館、織機から自動車まで日本の産業技術の歴史を実際の機械で紹介する博物館、シャチやイルカが見られる名古屋港水族館があります。夜は栄の夜景、半日旅行なら川沿いの丘の上に昔の天守がそのまま残る犬山城(近郊)があります。

名物は刻んだうなぎの蒲焼を三通りで味わうひつまぶし(約3,000〜6,000円)、濃厚な味噌だれをかけた味噌カツ、手羽先、味噌煮込みうどん・きしめん、朝に飲み物を頼むとトーストやゆで卵が付いてくる喫茶店のモーニングです。

赤い大須観音(宝生院)の本堂
大須商店街・大須観音 · 写真: Tomio344456 / CC BY-SA 4.0

月ごとの天気:同じ月で比べると

ガイドがすすめる時期は異なります。静岡ガイドは12〜2月を雨が少なく穏やかな時期として紹介し、公式情報では冬は雪化粧した富士山と駿河湾が美しく見える季節とされています。名古屋ガイドは3月下旬〜4月の桜の季節と10〜11月を最も快適な時期に挙げています。

以下の数値は気象庁の1991–2020年の平年値で、静岡は静岡観測所、名古屋は名古屋観測所のものです。平均最高気温/平均最低気温/月降水量の順です。

降水量は12か月すべてで静岡が名古屋より多くなっています。12〜2月はどちらも雨が少なめですが、平均最低気温は静岡が2〜5度、名古屋が1〜3度で朝晩は冷え込み、名古屋ガイドは冬を晴れの日が多いものの寒い時期と紹介しています。7〜8月の平均最高気温は静岡が30〜31度、名古屋が31〜33度です。

名古屋ガイドは6月を梅雨、7〜8月をとても蒸し暑い時期と紹介し、8〜9月は台風で列車などの交通が止まることがあるとしています。静岡ガイドは3〜10月を雨が多い時期(月約185〜300mm)、11月を平均最高気温約19度、月の雨量約134mmと紹介しています。

どう選ぶ?出発前に確認すること

海越しの富士山と家康公ゆかりの地を短い日程で巡るなら静岡、城や神社、博物館、個性的な名物を数日かけて楽しむなら名古屋が向いています。静岡ガイドは静岡を東京と名古屋の間のまちとして紹介していますが、この記事では2都市間の移動は扱わないので、移動方法と所要時間は鉄道会社の公式情報でご確認ください。

それぞれの空港から市内への行き方と1泊2日のコースは、別の記事にまとめています。

静岡旅行の準備

OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。

名古屋旅行の準備

OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。

静岡旅行ガイドを見る →

よくある質問

静岡と名古屋、それぞれ何日くらい必要ですか?

ガイドでは静岡が1泊2日〜2泊3日、名古屋が3〜4日です。名古屋ガイドのコースには、近郊の犬山城への半日旅行も入っています。

予算はどちらが多くかかりますか?

両ガイドが紹介する観光庁の調査(2025年)によると、観光・レジャー目的の外国人旅行者の1人1回当たりの消費額は、静岡県が平均約4.4万円、愛知県が平均約8.7万円(都道府県間の交通費を除く)です。県全体の平均で、日程や宿泊先によって大きく変わります。

いつ行くのがいいですか?

静岡ガイドは雨が少なく穏やかな12〜2月を挙げ、公式情報では冬は雪化粧した富士山が美しく見える季節とされています。名古屋ガイドは3月下旬〜4月の桜の季節と10〜11月を挙げています。

一度の旅行で両方に行けますか?

静岡ガイドは静岡を東京と名古屋の間のまちとして紹介しています。この記事では2都市間の移動は扱わないので、移動方法と所要時間は鉄道会社の公式情報でご確認ください。

関連記事

すべての記事 →

한국어 · English · 简体中文

ⓘ 写真の出典